グラウンドに始まり，グランドに終わる

ヴラディミアのzoomセミナー”ザ・ハイライツ・オブ・システマ”の２回目。

テーマは「グラウンド・ワーク」

ワーク内容についてはここでは言及しませんが，私が感じたことを書こうと思う。

実質セミナーでは？

ヴラディミアのリードで，穏やかにワークを行っていく。

カメラを通して，ヴラディミアのチェックが入る。

内容は複雑ではなく，至ってシンプル。しかし，求められていることは奥深い。

これは実質セミナーなのでは？と思う。

しかも，後から動画をアーカイブで見直すことが出来るセミナー。

ソロで練習されている方やセミナー未経験の方は特に。

これはお値段的にもお得なセミナーだと思う。

まだ，あと４回ある。動画を見るだけでも十分価値がある。

この２回目のクラスの前に動画が公開された。

ここでもグラウンドワークの重要性が語られている。

ヴラディミア曰く。

「グラウンドの動きは，私たちが子どもの頃に行っていたものだ。」

私たちが生まれて初めての運動が呼吸。

そして，次に行うのが這う。つまり，グラウンドワーク。

私たちの運動の根本が呼吸とグラウンドワークにあるのだと思う。

また，年を取って体が衰え，手足が働かなくなった時。

私たちが最後に行うのもグラウンドワークと呼吸なのだろう。

這いまわっていた私たちは，やがてつかまり，立ち上がり，歩き回るようになる。

胴体に付属していた手や足の使い方を学んで，より強く，より遠くまでいく。

一方で生まれた時に学んだ，這いまわる能力を忘れていく。

それを再び思い出すために，一度手足の動きを手放す。

手足の動きを手放した胴体で，呼吸で，何ができるか確かめていく。

手足の動きを手放して，体の動きをアップグレードする。

そうすると手足がより自由に動く。

他人に足を掴まれたとしても，足の自由は奪われない。

システマの思想，オンラインレッスン，ヴラディミアのクオリティ。

そういったものが混ざり合ってものすごく上質なオンラインレッスンになっている。

これはオンラインレッスンというよりも実質セミナーだ。

もしかしたら今年はセミナーは行われないかもしれない。

しかし，オンラインでこのクオリティで，トップの指導を受けられる。

さらに内容は基礎基本にして奥義。

ちょっと普通では考えられない。

あと４回のオンラインレッスンが非常に楽しみだ。