Twitterでこんな質問がありました。
システマの相手を投げるのはその道を信じている者にのみ効果がある という説をお聞きしたことがあります。
Twitterでは簡単に個人的な意見を述べたのですが,改めて書いてみようと思います。
結論:百聞は一見に如かず
結論からいうと,百聞は一見に如かず。
言葉でどれほど説明しても,実際に見てみる・体験してみるに勝ることはないです。
一番いいのはトップであるミカエルやヴラディミアを体験すること。
今まではほぼ毎年セミナーがあったのですが,今年はコロナ禍によって難しそうです。
しかし,日本にも素晴らしいインストラクターさんがたくさんいます。
興味があるのでしたら,ぜひ体験してみることをおすすめします。
もちろんシステマ岡山も歓迎です。
システマとはシステム
システマとはシステム。仕組みや理です。
ミカエルが言っていることも至極当たり前のことばかりです。
「物を上に投げたら,下へ落ちてくるよ」とか,そういうレベルのことです。
引力や重力加速度を信じたり,理解したりしていなくても物は落ちます。
もちろん物理学を理解していると,より正確に落下の予測ができるはず。
しかし物理学を座学するよりも,300回くらい投げたほうが正確に投げ込めるはず。
さらに投げ込みながら物理学を学ぶとさらによい。
システマの理論と練習の関係はそんな感じです。
でも,実戦ではどうなんでしょう
この話は危ない。
そもそも何を「実戦」と定義するのか。
何でもありで相手をぶっ飛ばせばいい,というのであれば,車で■たほうがはやい。
そうなると流派の話ではなく,個人に起因する話になってしまいます。
また試合を実戦とするのであれば,その試合のルールに則ることになります。
それぞれスポーツの選手はそれぞれスポーツとそのルールで勝つために練習をする。
逆に言えばそのルールで勝つために練習をしていないと,勝つのは難しいでしょう。
個人的に言えば。
私たちひとりひとりの日常の方がよほど「実戦」だと思います。
私たちが知らない「実戦」があり,知らない「達人」がいるのだと思います。
そういったひとりひとりの日常で活きるのがシステマだと思います。
やっぱり結論
疑問があることは体験してみることだと思います。
世の中にはちょっと自分では理解できないことがあるかもしれません。
でも,「そういうこともあるんだな」というスタンスが大事だと思います。
そして,幸いなことにシステマは創始者のミカエルが現在活動しています。
セミナー会場に行けば,実際に手を取ることもできます。
多分,ミカエルの姿を一目見たらその存在感が分かると思います。
そして,ストライクやテイクダウンを受けた上でも
信じられないものは信じられないかもしれません。
しかし,身をもって分かると思います。
コメント