システマの学習性有力感

日報

「学習性無力感」という言葉があります。

wikipedia:学習性無力感

犬に断続的に電気ショックを与えていくと,だんだん回避行動を取らなくなります。

つまり,「このストレスから逃れようとしても無駄だ」「自分は無力だ」ということを学習します。

システマの練習は単に筋力を鍛えるだけではなく,心も強くしていきます。

「自分は力がある」と学ぶ。学習性有力感と言えるかもしれません。

例えば,仰向けに寝転んだ人の上に3,4人が覆いかぶさります。

ひとり60kgとしても,200kg近い重さが体にかかります。

そこで諦めて呼吸を止めてしまうと死にます。

またパニックに陥ってむやみに呼吸しようとしても苦しくなります。

適切な量の呼吸をして,手や足など動かせるところを探します。

動かせるところから徐々に動かしていくと,200kg近い重さから脱出できます。

(動画がアップできればいいのですが,今人数が集まらないので…。)

普段当たり前にしている呼吸の力を知る。

自分がまだ気が付いていない力を知ることは自信につながります。

200kg近い重さから脱出できるなら… そう,日常生活でも同じです。

家庭や学校,職場で強いストレス下にある時。

呼吸が止まっていませんか? まず,呼吸をしましょう。

そして,動けるところから動いて,ストレスを正面から受け止めないこと。

ストレス下における自分の反応や対処方法を知っておくことはサバイブにつながります。

システマの練習で,自分がまだ知らない,自分の力を見つけてみませんか?

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