システマ岡山の練習風景を短い動画にまとめてみました。
5月6日は5名の方が練習に参加してくださいました。5月の3日4日に高松で行われたワークショップの内容をシェアしました。
リラックスという難しさ
システマの重要な要素のひとつにリラックスがあります。
ところがこのリラックスというものは非常に捉え辛いものがあります。
普通にリラックスというと、ソファで横になって休んでいる状態かもしれません。
しかし、ソファで横になるくらいリラックスしていると、全く動けません。
とはいえ、身体を動かそうとすると緊張が生まれてしまいます。
そうすると、どこまでが緊張?どこまでがリラックス?という状態になります。
システマのリラックスとは
高松のワークショップで示された考え方は非常に簡単でした。
「ある動作に必要な緊張以上の緊張がない状態」
例えばまっすぐ立っている状態で、腕は下へ垂れ下がっています。
この状態であれば腕に力みはありません。
そこから、腕を上げようとした時、腕に緊張が生じます。
この緊張を否定してしまうと、腕が全く動かせないことになってしまいます。
これは腕を動かすために必要な緊張と言えます。
そこで誰かに腕を掴まれたとします。
そうすると掴まれたことに対応しようとして、更に緊張を増そうとします。
この、腕を動かすために必要な緊張、以上の緊張が無駄な緊張です。
この無駄な緊張を無くして、軽く動けるのがシステマのリラックスだと。
今回はそこを意識しながら練習をしてみました。
参加者の方の感想をご紹介します。

新しい仲間も増えて、練習が盛り上がるのはいい。

初めて練習に来たけれど、相手とつながったあとどうするか、焦ってしまうとつながりが切れてしまった。

リラックスが力みでも腑抜けでもなく、必要な力は使うことが分かった。リラックスを妨げる余計な力みがあると分かった。

引っ張る、押すといったワークでの自分の感覚が鋭くなっているのが分かった。押されたことに対してエゴで返すのではなく、受け入れて動く感じが分かった。
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