8月2日のシステマ岡山は、自分の中の緊張を観察するところから始めて、フリーワークをやってみました。
気楽にやろうぜ
フリーワークで、ナイフを持っている人と対峙すると緊張します。
「ナイフが当たったらどうしよう」
「テイクダウンできなかったらどうしよう」
「格好悪いところは見せたくない」
そういった思考が頭の中をグルグルし始めます。
そして、思考が硬直すると、身体の動きも硬直し始めます。
身体の癖、思考の癖のようなものが表れ始めて、ワンパターンな動きになり始めます。
100点満点を目指さない
特に頭の中で「相手がこうきたら、こうやって返そう」と考えだすとますます悪くなります。
相手の動きに対して「こう返そう」と考えている時点で、動きが一歩遅れます。
ちぐはぐな動きになった後で「今の動きは80点だったなあ」と脳内で採点してしまいます。
そうやって反省しながらワークをやっているとますます悪い循環にはまっていきます。
(そこに先生や先輩から「動きの指導」などがあると、頭の中は大混乱になってますますトンチンカンな動きになっていくでしょう。いわゆる「運動が苦手」という方には心当たりがあるのではないかと思います。)
誰かの100点ではなく
ここでいう「100点の動き」とは、何の動きでしょうか。
インストラクター? 先輩? 動画で見たどこかの先生?
それは今、相手がナイフを持って向かってくる状況とは関係がない動きです。
誰かから見せてもらって100点の動きを目指すのではないです。
もしなにかひとつ、基準を示すのであれば、自分にとっても相手にとっても心地よい動きだと思います。
そのためにもシステマでは、まずは自分の緊張を観察して解消するところから始めています。
自分の緊張を観察することの大切さ。自分がナイフワークの時に緊張している自覚がなかった。つい決まった型を再現してしまおうとしていることに気がついた。
アタッカーのナイフを避けるだけだったけど、身体に緊張が生じるのを感じた。ナイフをテイクダウンするワークでは、自分の動きの癖が出てきたのが分かった。
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