拳を重たく使う

今日の練習

システマ岡山の練習風景を短い動画にまとめてみました。

3月4日は拳を重たく使うをテーマに練習しました。

鞭を振る

まず鞭を振っています。めっちゃ振っています。動画ではカットしましたが30分くらい振りました。

この鞭はナガイカといい、騎馬民族であるコサックが乗馬の時に使っていたそうです。

システマではこのように、とにかく体を使うワークがよく行われます。

腕に力が入らなくなるくらい振るのですが、この状態こそパワーに満ちているそうです。

イメージを使う

腕を振るって、拳を肩に落とす。しかし、心理的なブレーキがかかると拳は軽くなります。

「自分の拳が壊れたらどうしよう」「相手を壊したらどうしよう」

そういった迷いが拳を軽く、鈍くさせます。

ここで私は

「めっちゃでかくて、重たい拳が、天井から腰のあたりまでグシャー!と落ちてくる」

というイメージを伝えたところ、肩を叩かれた衝撃が腰まで来ました。

自分のイメージを変えるだけで、体の動きまで変わってしまうのが面白いところです。

ナイフは触れるだけ

ナイフワークというと、システマには対ナイフ格闘術があるように思われるかもしれません。

しかし、基本は呼吸をしながら「相手の攻撃の直線から外れる」ことです。

相手のナイフをどうこうしようと思うと、足が止まってナイフが当たってしまいます。

まずは動き続けて、ナイフが当たらない位置に動くことが大切です。

次に「相手の身体に触れる」ことです。

当たらない位置に動けて、更に余裕があれば相手に触れます。

掴んだり、止めたりしようとすると、相手とぶつかったり、足が止まったりしてしまいます。

まず、動く、触れる、そして、さらに余裕があれば、相手の動きをコントロールしていきます。

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