システマ東京ワークショップin岡山、ありがとうございました!

ワークショップ

12月4日(日)に岡山市民会館にて、システマ東京の北川貴英インストラクターをお招きして、システマ東京ワークショップin岡山を開催しました。

岡山県だけでなく県外からもたくさんの方に参加していただきました。ありがとうございました!

 まずは肺のマッサージ。コロナ禍でマスク生活が当たり前になって、浅くなってしまった呼吸を深くするように、肺を押して空気を絞り出してからしっかり吸い込む練習を行いました。

 そこから呼吸に合わせて動くという基礎基本のワークを改めて行いました。システマではよく聞くこと、当たり前のことと思っていても、つい練習していると忘れがちになってしまうことを改めて意識できました。プッシュアップの前に、倒れ込むのではなく、寝た状態から自分をリセットするのも新鮮でした。

 そして、マッサージ。踏む押すだけでなく、つまんでひっぱることで身体の奥にある緊張を引き出しました。なかなか人の身体をつまんでひっぱるという経験はないのですが、参加者の皆さんは北川さんに緊張を引っ張り出されて健康になってました。

 さらに爪マッサージを行いました。指先の毛細血管や神経を目覚めさせるマッサージ。自分でやるとそれほどでもないのに他人にされると飛び上がるくらい痛いです。しかし、この痛みが身体の自然な動きを起こします。北川さんにマッサージしてもらった参加者さんもしっかり動いていました。

 相手の身体に触れてリラックスさせる。どこまでリラックスさせるかで肩、腰、ひざといったところまでリラックスを広げていく練習を行いました。

 そして、しっかりと身体からの情報をインプットすること。痛みをインプットして呼吸し、分析していくだけでロックが外れていくという、呼吸の可能性を感じられました。

 後半は質疑応答でその場で気がついたことや事前に頂いた質問に北川さんに答えていただきました。

 いくつか印象に残ったことを紹介させていただきます。

相手を崩す必要はない

 「相手を崩せないんです」という疑問に対しての答え。元々みんな姿勢が崩れているわけだから、改めて崩す必要はないという練習の根本に関わる答えでした。そう、みんな崩れているから、一生懸命相手を崩す必要はないんですよね…。

何のために練習をしているか

 特に対人のワークをやっていると、自分がやっていることが効いたか効いていないかで判断してしまいます。例えば、相手を押すこと、押されないことにいっぱいになりがちです。でも、その練習は何のためにやっているのか。改めて練習する目的の大切さを感じました。

テクニックにこだわらない

 練習の目的を忘れて「〇〇すること」にこだわると、どんどんテクニックを使いがちです。相手を倒すこともテクニックを使えば速いでしょう。しかし、テクニックを身に付けていくと、それをどんどんと増やしていく必要が出てきます。もっと物事をシンプルに、余計なものを手放していくシステマの練習の大切さを改めて感じました。


参加した方の感想です。

ワークショップには3回目の参加でした。今回はすっと理解できることが多かったです。参加していいのか迷っていたけれど、広島から参加してよかったと感じた。

広島から参加しました。北川さんのワークショップは初めてでした。呼吸を深くすることなど、システマをやっていて当たり前のことをできていないなと感じました。ついワークをしていると「相手を崩そう」「倒そう」という気持ちが出てしまう。相手に触れる前の自分の状態が重要であると改めて感じた。

人体には未知の可能性がある。普段当たり前のようにやっている呼吸を深堀りすることで、力みを使うよりも大きな力が出せるということを実感できた。北川さんがマッサージしていてうれしそうな顔が印象的でした。うれしい感じが会場に広がっていた。

呼吸を続けるという当たり前のことが分かっていてもできていないということがワークショップを通じて改めて確認できました。

紹介されて初参加でした。今回こんなに本格的に学べると思っていなかった。普段の生活では急に大きな声を出されるとびっくりして委縮してしまうところがあった。今回の身体の使い方とも関係していると気がついた。そういう時に緊張で対抗しようとするのではなく、リラックスを相手に伝えるという方法があることが分かった。

呼吸と動作を合わせるというワークでは、ひとりでやるワークの時は出来ていたけれど、対人でのワークでは忘れがちになっていた。相手をほぐしてリラックスさせる時、肩や腰をほぐそうと意識しすぎると逆に緊張してしまうことに気がついた。

自分では呼吸をしている思っていたけれど、呼吸できていなかったということを再認識できた。プッシュアップの前に自分を一度リセットするワークで、あらゆる時に緊張をリセットするために呼吸を使えばいいと気がついた。

対人でワークをすると崩すことに苦手意識がある。自分の意識が邪魔していると感じる。自分自身の緊張が自分自身を邪魔していると改めて感じた。

マッサージなどで痛い思いをしたけれど、不思議と嫌な気持ちにはなっていない。ただ楽しいだけではなくて、お互いの上達を意識しないと有意義な時間にはならないのだと改めて分かった。

ワークをしていて「できない」にぶつかると、足りないものを探して余計なものを足してますますできなくなってしまう。足りないものを足すのではなく、邪魔しているものをなくして、もっとシンプルにすることが大切だと感じた。

いつもオンラインでシステマ東京の練習に参加している。ひとりでやってもやった感じはあるけれど、対人でやることでより理解が深まった。今後の練習につなげていきたい。

今までシステマは「痛くない」「痛くなかったら無敵」だと思っていた。きちんと痛みを感じる方が正しいのだと改めて分かった。痛みや不快感を感じたらきちんと解消させていくようにしたい。体の土台である足首の重要性が改めて分かった。

いつも「リラックスを大切に!」と思っていたけれど、足首が固いと改めて気がついた。相手や自分を感じて情報をインプットすることの大切さがわかった。

今回のワークショップで自分の呼吸に秘められた力、可能性を感じられた。システマ東京のオンラインサロンやnoteで学んだことを、北川さんに直に触れて学ぶことができた。いい機会だった。

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