まず、動く。それから

システマ岡山の練習風景を短い動画にまとめてみました。

どういう雰囲気で練習しているのか、感じてもらえたらいいなと思います。

まずは足を使って動く

この日はナイフアタックを中心に練習をしました。
まずは直線的に突いてくるナイフの攻撃のラインから外れることから始めます。
つい足が止まりがちになってしまうのですが、足が止まると体も止まって刺されてしまいます。

次に触れる

攻撃のラインから外れられたら、次は軽くタッチします。タッチするだけで十分です。
思いっきり掴もうとしたり、ナイフを叩き落そうとすると、また足が止まってしまいます。
自分は自由に動ける状態だからこそ、軽くタッチするだけでも相手をコントロールできます。

この練習の意味

この練習をしたからといって、対ナイフでも戦えるようになるというわけではありません。
練習の目的は「まずは足を使って動く、攻撃のラインから外れる」ということです。
直線的に突き刺さってくるナイフは攻撃的な意思と置き換えてもらってもいいです。

例えば、攻撃的な言葉をぶつけられた時

そこでカッとなって言い返してしまうと、言い合いになり、けんかになってしまいます。
つまり、足が止まり、体が止まって、言葉のナイフが刺さってしまったわけです。

この練習で学ぶことは、まずは足を使って体を動かすということでした。
もし、相手に対して正対しているなら、足を使って体の角度を変えた方がいいかもしれません。
物理的な距離をとることで相手の攻撃から自由な位置に身を置くことができます。

システマの練習は、こういった日常のちょっとしたところで身を守るのに役立つと思っています。