8月9日のシステマ岡山は、頭や肩などの部位へアプローチするテイクダウンをやりました。
テイクダウンの7レベル
相手をテイクダウンする時に押したり引いたりするとよい部位がいくつかあります。例えば、肩や腰、頭などです。
特に頭は効果的なのですが、他人の頭に触れるということに慣れていないと、抵抗感があるのかアプローチしにくい部位でもあります。
各部位を押しながら、相手の反応を観察しつつ、テイクダウンしてきます。
技術ではなく観察すること
こういう風にいうと「体が思ったように動かない」「技を覚えるのが大変」と思われるかもしれません。
しかし「自分の身体を思ったように動かそう」とするのは、自分の頭ばかりが優位に働いている状態ですし、
「覚えた技を思い出そう」としているのは、過去を振り返っている状態であり、現在を見ていないと言えます。
まずは自分の観察、自分の状態がどうなっていて、自分のどんな緊張が動きを妨げているのか観察することだと思います。
システマというのは、技術を覚えるだけではなく、自分の感覚や感情にも気づくことができるものだと思います。
過去に囚われず、現在の状況に対応することができるようになるためには、相手の動きや自分の呼吸をしっかりと見て、感じて、理解することが必要です。
自分の身体や心をコントロールすることができるようになるためには、常に現在に集中することが大切ですね。

「ゆっくり歩こう」とすると、つま先から着地するようになっていたことに気がついた。テイクダウンの練習では、つい相手を倒すことに集中してしまうけれど、自分の中の緊張のかんさつを大切にしていきたい。

頭から順番に部位を変えながらテイクダウンの練習をしていくのは、型練習のようにも感じられたけれど、組み合わせていくと動きが複雑に混ざっていくのを感じた。頭へのアプローチが増えたのはいいと思った。
コメント