ここ最近,キーマカレーを食べています。
2021年のカレー🍛初め🎍@kooo1xxx #カレー pic.twitter.com/3C8aiTDraG
— システマ岡山 (@systema_okayama) January 10, 2021
そこで気が付いたことが2つ。
1つは,私はキーマカレーの方が好き,ということ。
もう1つは美味しいとは情報量の多さ,ということ。
キーマカレー,美味しい
日本でカレーというと,一般的には大きめに切った野菜と肉を煮込んだもの。
どろっとしたルーをご飯にかけていただくものです。
あまり家庭ではキーマカレーは出てこないと思います。
ところがここ数回,キーマカレーを食べていて気が付きました。
「キーマカレーの方が美味しいな」と。
そして,食べ終わってから自分の中の状態を観察すると満ちているわけです。
幸福感? エネルギー? 的ななにかに。
そこで改めて料理の美味しさの正体とは何か,考えてみました。
美味しさは情報
以前,システマ東京の北川さんに「プッシュアップの質とは何ですか?」と質問したら
「情報の多さです」という答えが返ってきました。
つまり,1回のプッシュアップで,脈拍や体温,緊張などの情報を得られるか。
情報がたくさん得られる=質が高い,ということ。
実は私が朝晩30回ほどやっているプッシュアップは質的にはあまり高くないと思います。
おはプッシュアップ!
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今日も寒くなりそうです❄️お気をつけて!#おはプッシュアップ #システマ #岡山 #システマ岡山 #systema #systema_okayama pic.twitter.com/4IxkFXyJm5
本当はもっとゆっくりした方が情報量は増えるはずです。
そして,もっと適切な角度や負荷のかけ方,回復のさせ方があると思います。
正しいやり方=情報を得てから,トレーニングをする方が好き!という人もいます。
これもまた情報量の多さ,質に関わってくるでしょう。
私がキーマカレーを美味しいと思うのは,その味の複雑さからです。
噛めば噛むほど,ひき肉,野菜,スパイス,お米の味がくるくる変わりながら感じられるのがよい。
「野菜の産地」「スパイスの配合」「お皿のデザイン」といった情報が好きな人もいるでしょう。
ある漫画で「客は味ではなく,情報を食ってる」というセリフがありました。
間違いなく私たちは情報量の多さに美味さや幸福感を感じるのだと思います。
私なんかお酒は全くダメなので,ワインはアルコールの味しかしません。
しかし,ワインを好む人はその味だけでなく,産地などの情報も美味さとして感じているはずです。
ていねいに食べること
私は職業柄,食事がものすごく速かったです。
昼食を食べるのに5分とかかっていませんでした。
ところが昼食を食べてしばらくすると空腹を感じるのです。
以前は「仕事をしたからなー」と言い訳をして,お菓子を食べていました。
…まあ,身体には良くないですよね。
ということで,ゆっくり,よく噛んで,食べるようにしてみました。
まず食べている物の味をきちんと感じられるようになりました。
そして,空腹感を感じにくくなりました。
ゆっくり,よく噛んで,食べることで,食事の情報量が増えた,つまり質が上がったわけです。
逆に流し込むように食べたり,何かをしながら食べると情報量が減り,質が下がります。
食費を安くしようとすると情報量は減ります。
ほとんど炭水化物,甘い,辛い,しょっぱいで(一時的に)お腹が膨れるようになっているはずです。
生活の質を上げること
簡単に言えば,ゆっくりやって情報量を増やすこと,です。
イヤホンをしてスマホを見ながら歩くよりも,周りの音やにおいを感じながら歩いた方がいいです。
そうすると,情報量が増えて,生活の質が上がります。
しかし,今はインスタントな情報がものすごく多い。
「もうお腹いっぱいだよ!」と言っても,どんどん情報が口に入れられていくようです。
そして,消化不良を起こしているのに,満腹にはならないという異常な状態だと言えます。
インスタントな情報を摂取するのを止めて,ゆっくり落ち着いてキーマカレーを味わうことです。
私のプッシュアップは他人によらず,自分で自分の身体を味わう行為です。
もちろん,他人に指導してもらうことが悪いとは言いません。
でも,自分の身体をまずは自分自身が知っておくことは大切だと思います。
育て方や産地を説明してもらうことを,「食べた」とは言いません。
育て方や産地も大切な情報ですが,まずは食べてみることで。
プッシュアップをしてみると意外な発見があるかもしれませんよ。
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